2004/07/27 (火)

Newton9月号宇宙旅行特集

わかりやすく、美しい写真やイラストで知られる人気の科学雑誌Newtonの9月号(7月26日発行)に6月21日民間で初めて宇宙飛行成功したスペースシップワンとその先に広がる宇宙旅行の可能性についての特集が掲載された。
この記事の作成協力に、本サイト、SF/Jなどのプロデューサーであるパトリック・コリンズ教授や、JAXA(元ISAS)で再利用型宇宙機の開発を手がけており、SF/Jや宇宙丸プロジェクトに参加、技術支援を頂いている稲谷教授らが参加している。
本記事では、スペースシップワンの功績と宇宙旅行ビジネスの可能性について分かりやすく解説している。
雑誌Newtonではこれまで純粋な最先端の科学的な内容が充実している反面、ビジネスと直結するような記事が多くなかったことから、Newtonの新たな切り口からの科学記事としても注目すべき内容である。

2004/07/26 (月)

Space Ship OneがX PRIZE本番挑戦!

6月21日に歴史的な、民間初の有人宇宙飛行を達成した、スペースシップワンのスケールドコンポジット社がX PRIZE賞金獲得に向けて本番のチャレンジを9月29日に行うと発表した。
さらに、2週間以内にもう一度再利用で宇宙へ行くことが優勝条件となっているため、10月13日までに2回目の飛行も行うこととなる。
また、3人のりで到達することも条件の一つのため、前回はパイロットのマイク・メルビル氏だけであったが、今回は他に2人の人が乗り込む可能性がある。
スペースシップワンの設計者であるルータン氏はマイクロソフトの創始者の一人であるポールアレン氏から2000万ドルの出資を受けて設計した。ルータン氏は、無補給による世界1周なしとげたことでも有名な、斬新なアイデアと独創的な設計で知られる天才エンジニアである。
ルータン氏によると、9月29日以降の2度目の飛行を旧ソビエトが世界で始めて人工衛星スプートニクを打ち上げた10月4日に行う可能性を示し、ロマンチックな運命の巡り会わせを感じるという。

今回の発表では、XPRIZEチャレンジの別のチームの一つである、 カナダのトロントで『 ダ・ビンチ・プロジェクト』を率いるブライアン・フィーニー氏も ワイルド・ファイアーの公開を8月5日に行うと発表した。

フィーニー氏のダ・ビンチチームはX PRIZE優勝候補のスペースシップワンと唯一互角に張り合えるチームとされてきたが、今回の発表では差がつけられているように感じる。
しかし、フィニー氏は秋にはこの宇宙船を飛行させる準備があることを明らかにし、十分に逆転の可能性があることを示した。

関連サイト

Tier One Privete Manned Space Program
民間開発の宇宙船『スペースシップワン』、打ち上げ日を正式発表
ANSARI X PRIZE
http://www.davinciproject.com

関連ページ
X-Prize 特集

2004/07/20 (火)

DIAMANDISがアメリカ下院で議会証言

DIAMANDISが語るXPRIZEと宇宙フロンティア開拓
ANSARI X PRIZEの代表者である DIAMANDIS氏がアメリカ議会にてX PRIZEについて説明する議会証言を行った。
主に3つの項目について説明を行った。
1.X PRIZEについての説明
2.NASAのCentennial Challenges計画を 支援する重大な必要性の説明
3.宇宙探査による危険を包含する必要性の説明

演説の要約
1.X PRIZEについて
お金を払って宇宙旅行をしたいという市場があることは宇宙市場調査で明らかになっています。
残念ながらこの市場にサービスを提供できる一般向けの宇宙機は存在していないません。
X PRIZEは市場にサービスを提供できる宇宙船を民間で開発することを目的に1996年5月に設立されました。
現在は7カ国から26チームが参加し、後2〜3ヶ月で優勝者がでると予想されます。

2.Centennil Challengesの必要性について
X PRIZEがNASAと共に共同でCentennial Challengesを発表できることを誇りに思っています。
Centennial Challengeは、 毎年、太陽系探査を進歩させる革命的な業績に対して、賞を与えるというものです。
この年に1度の賞により宇宙開発者の独創的なアイデアを奨励することでしょう。
毎年2500万ドルの賞金を与えることで、企業家の情熱がNASAに提供されることでしょう。

3.リスクについて
X PRIZEを獲得するためには危険というリスクが伴うことは誰の目にも明らかです。
月にいくことも、火星に行くことも宇宙の未開拓の領域へいくことはすべてリスクを伴うことです。
しかし、これらはすべてとる価値のあるリスクなのです!
アメリカは多くの探検家の犠牲と勇気によって開拓され、今のアメリカがあるのです。
宇宙はフロンティアであり、フロンティアの開拓には当然リスクを伴います。
しかし、私たちはフロンティアはリスクをとっても価値あると信じるから開拓するのです。
リスクなくして失敗を恐れずに挑戦しなければ、ブレイクスルーとはなりません。
もう一度、宇宙探検家のヒーローたちをつくりましょう。

a-News 2.32

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Space Future Japan