2005/04/13 (水)

ライブドア 堀江氏がスケールドコンボジット社と提携!?

IT業界を賑わすカリスマベンチャー企業のライブドアの堀江社長がX PRIZEの理事に就任した。X PRIZEを獲得したSS1を開発したスケールドコンボジット社との連携も計画していると考えられる。

X PRIZEは賞金1000万ドルの宇宙飛行コンテストが終了し、次のフェーズであるX PRIZE Cupに向けた準備が行われている。
X PRIZE Cupは民間宇宙船の高度や性能を競うレースとして、宇宙のF1レースを狙ったプロジェクトである。
日本からの宇宙船チームの参加も期待されている。

10月4日に民間再使用型宇宙機の開発に成功しX PRIZEを獲得したスペースシップワンを開発した企業「スケールドコンポジット」社と提携し、準軌道向けの宇宙旅行サービスに参入する狙いがあると見られる。

スケールドコンポジット社の開発したスペースシップワンが高度100kmの弾道飛行を行う性能を持ち、再使用で何度も飛ぶことができることから、これを利用した宇宙観光事業をバージン社のバージンギャラクティック社が出資してスペースシップツーを開発して行うことが計画されている。

ライブドアは、これら事業にいち早く日本から参入し、X PRIZE Cupの主催者としての地位を確立させ、
民間宇宙機開発に世界トップレベルの技術力のある企業と、世界トップレベルの航空サービス力のある会社と連携し、グローバルな事業展開を見ているものと思われる。

世界の民間宇宙旅行推進団体や企業は、日本が大きな市場となることを予測し、早くから日本からの宇宙旅行事業参入を期待していたことから、ライブドアのような日本企業が名乗りを上げてくることは極めて歓迎される時期であるため、連携はスムーズにいくと考えられる。

ライブドアのようなIT関連企業が「民間宇宙産業」に乗り出すケースは海外では珍しくなく、
ライブドアと同様にIT事業で財を築いたイーロンマスク氏の再使用型軌道向け宇宙機「ファルコン」の開発、スペースシップワンにハイブリッドロケットエンジンを提供したSpaceDev社もIT事業で成功した財で宇宙開発会社を起している。
また、ネット通信販売で有名なAmazon.comも極秘にDC-Xの技術を応用した再使用型宇宙機Blue Originを開発中である。

ついに、日本のITベンチャー企業も海外と並んで本格的な国に頼らない民間宇宙事業に乗り出す時代となっている。

米では低軌道の宇宙開発はすでに民間企業に任せ、宇宙局は遠宇宙の開発に専念する方針を打ち出していることからも、地球周回軌道を用いた民間宇宙観光サービスは今後ますます本格化していくことであろう。

日本国内においても、一刻も早い民間宇宙旅行サービスの開発が望まれる。

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